
歯科医療従事者にとって、ルーペは日々の診療に欠かせないツールです。ルーペの適切なクリーニングとメンテナンスは、長持ちさせるだけでなく、作業にとって重要な光学的透明度を維持します。本記事では、ルーペを最高のコンディションに保つために、ルーペをクリーニングする際の注意点をご紹介します。
やってはいけないこと:避けるべきこと
適切なクリーニング方法の前に、ルーペをクリーニングする際に絶対にやってはいけないことから見ていきましょう。
- 流水ですすがない:ルーペは精密機器です。絶対に流水には当てないでください。
- 液体に浸けない:超音波洗浄器を含め、ルーペを液体に浸すことは避けてください。
- 刺激の強い化学薬品を避ける:アンモニア、漂白剤、酸性を含む洗剤は絶対に使用しないでください。
- 加熱滅菌しない:オートクレーブやケミクレーブでのルーペの滅菌は避けてください。
- 消毒剤に注意:Lysol®や、グルタルアルデヒドやヨウ化水素を含む消毒剤は使用しないこと。
不適切な取り扱いやクリーニングにより、保証が無効になることがありますのでご注意ください。ルーペを洗浄する際は、常に慎重を期してください。

やるべきこと:適切なクリーニング方法
やってはいけないことが分かりましたので、ルーペの正しいクリーニング方法と消毒方法を見ていきましょう。クリーニングする前に、ワイヤーやケーブルをルーペから抜くことを常に頭に入れておいてください。
- メガネクリーナーまたは石鹸水を柔らかい布で拭いてください。
- クリーニング後は、柔らかい布でふき取るか、空気乾燥させます。
- レンズに汚れが残っている場合は、柔らかく糸くずの出ない布を使用して、やさしくふき取りましょう。
ルーペの消毒
やってはいけないことが分かりましたので、ルーペの正しいクリーニング方法と消毒方法を見ていきましょう。クリーニングする前に、ワイヤーやケーブルをルーペから抜くことを常に頭に入れておいてください。
- OPTIM 1 Wipes、Caviwipes、またはアドメテッククロスにアルコール(濃度70%まで)を含ませて使用してください。
- フレーム、テンプル、チューブなど、露出したプラスチック表面をすべて拭いてください。
- そして、柔らかい布でふき取るか、空気乾燥させます。
レンズの特別なケア
ルーペレンズをきれいにするときは、特に注意が必要です。
- 傷を付けないように、一段と丁寧に取り扱ってください。
- 光学レンズのクリーニング用に特別に設計された柔らかい、糸くずの出ない布を使用することです。
まとめ
ルーペの性能を維持し、寿命を延ばすには、適切なお手入れとクリーニングが欠かせません。これらのガイドラインに従うことで、お使いのルーペを歯科医院の信頼できるツールとして末永くお使いいただけます。
不明な点がある場合は、ルーペのユーザーマニュアルを参照するか、Admatecのカスタマーサポートまで問い合わせください。お使いの型番に合わせた特定のクリーニング方法をご案内します。
ルーペをきれいな状態に保つことで、視界をクリアにキープします。
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